元日の静けさを通して考えたこと
元日の横浜散歩
あけましておめでとうございます。
今年の元旦はとても天気がよく、帰省をずらして横浜にいたため、お昼ごろから家族で赤レンガ倉庫方面にシーバスで行ってみました。
横浜駅最寄りの乗り場はベイクオーター。元日早々、お店もそれなりに開いていて人も多く、元日っぽさは、大音量で流れる(!)正月っぽい音楽程度です。
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最初に寄るのは、パシフィコ横浜裏にあるぷかりさん橋。
ベイクオーターでもそれなりに人が乗っていましたが、ここからもたくさんの乗船がありました。
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横浜の海も、これくらい天気が良いととても深い青に見えます。
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ぷかりさん橋をすぎると、イメージ通りの「横浜」が見えます。多くの場合、横浜と言ってイメージされるのは、このみなとみらいの景色ですね。
今でこそ違うけど、自分もそう思ってました。あと、山下公園から港の見える丘公園あたり。そこも、シーバスに乗っていればいくことができます。
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終点は山下公園ですが、手前の赤レンガ倉庫で降ります。
正月限定のクルーズが出ていました。
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横浜三塔のうち、クイーンとキングを眺めつつ、象の鼻パークへ。
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昨年は、横浜が舞台のドラマがいろいろあったようで、平日に来たらロケでも見られていたのかもしれません。
お店は、明け方まで夜通しやっていたみたいで、元日はおやすみでした。残念。
その後、赤レンガ倉庫にもどって、毎年この時期にやっている特設のスケート場で遊んだあと、歩いてクイーンズスクエアからみなとみらい線に乗って帰宅。とても家族充した元日でした。
ポケモンも大量ゲット。
— Kazuaki KADOYA (@kadoyan) 2017年1月1日
静かな町で思ったこと
横浜も観光地・商業都市なので、だいたいいつどこに行ってもイベントやセールをやっていて、人も音も街にあふれています。
元日は、大型施設のテナントもそれほど開いておらず、イベントもなく人もそれほど多くないため、なんとなく、行く先々がとても静かでした。
正月は横浜にいなかったり、外出しなかったりすることが多かったので気づきませんでした。
とくに、赤レンガ倉庫と園周辺の雰囲気は、いつもと違って印象的でした。あつらえられた演出らしい演出もなく、ただそこにちょうどいいくらいの人がいて、ちょうどいい場所がある。
スケート場も、音楽をかけたりしていなかったのは素晴らしかったと思います。
今回は晴天のもと、元日という特別な無演出の日に、家族と一緒に楽しくあるがままの町を楽しんできましたが、逆に、演出が強制的に切られた場合の経験を思い出しました。
東日本大震災のとき、当時まだみなとみらいにジャックモールという小さなショッピングモールがありました。
そこにトイザらスが入っていて、地震の3日くらいあとにおむつを買いに寄ったところ、節電と自粛ムードの影響で、照明は半分に、いつものBGMもありません。薄暗い店内に、聴こえるのは子供の声とわずかな物音ばかり。
あの状況で、照明をいつも通り灯して楽しいBGMをかけることはできなかったと思いますが、自分自身も周囲も混乱の只中にいて、無演出であることが、さらなる暗い気持ちへの演出となっていたのを覚えています。
2016年は、個人的には楽しいことや嬉しいことがたくさんありました。
しかし、世間的には、天災や人災が絶えず続いて、現在も辛い思いが続いている方たちが大勢いることと思います。
自分にできることなど本当に些細な事ですが、せめて目の届く範囲では、公私ともども、なにかの助けになるようできることを増やしながら頑張っていこうと思います。
今年も一年間、よろしくお願いいたします。