近鉄「しまかぜ」に乗って志摩まで行ってきた(その2・乗るなら終点まで行こう)
夏休みに入って、案の定、近鉄「しまかぜ」の予約はきれいに全滅していますね。すごい!
「しまかぜ」に乗った話後編です。前編は乗るまでのお話でした。
今回の主題は、どうせ乗るなら終点の賢島まで行こうです。特に、電車好きのお子さんがいらっしゃるなら、ぜひ。
車内探検
新しい電車に乗ってすることといえば、一通り座席の機能をチェックしたあと、子どもと一緒に車内探検。
前に書いた通り最後尾の車両だったので、まずは後部の運転席からの眺めを堪能。そのあとは、先頭に向かってずんずん歩きます。
車内の真新しいインテリアは、公式サイトで見たそのままでした。通路も思ったほど狭さを感じません。
先頭車両に着いたものの、座ってみえるお客さんに混じって通路でじっと前を見ているわけにもいかず、早々に退散。
すぐに最後尾車両まで戻って一休みしたあと、お昼には早い時間でしたが、みんなでカフェ車両へ。
行ってみると、行き違いがぎりぎりできるくらいの通路に、我々含めて10人くらいの行列ができました。
10分もなく案内されたと思いますが、ほんの少し時間をずらせば列ぶことはなさそうです。
注文したのは海の幸ピラフと松阪牛カレー。車窓から外を見ながらいただきました。絶景ではないですが、いまどき食堂車もめずらしいので、あのシチュエーションでちゃんとしたご飯が食べられるなら、割に合う値段だと思います。
その後、買い物などをしているうちに、伊勢に到着。
乗客の方は、ほとんどが伊勢か宇治山田で降りてしまいました。伊勢神宮に参拝されるんでしょう。式年遷宮ですから、さもありなんというところではあります。
鳥羽を出るころには、席をほぼ自由に移動できるくらいの状態。ちょうどこの時期、志摩スペイン村が改修中で営業していなかったことも影響あるかもしれません。
前半バタバタして座席のラグジュアリー感を味わっていなかったので、ここからようやく落ち着いて座って休むことができました。
そして、終点まで乗ったおかげで、思いがけずめずらしい光景が。
終点の賢島で見たものは…
アーバンライナー、伊勢志摩ライナー、しまかぜが一同に!
カッコイイ!もっと構図を考えて撮ればよかった!
え、そんなに引っ張るようなことじゃない?
終点の賢島では、こんなふうにゆっくりと外観を堪能することができます(お迎えが来ていたので、ウチは長くは居られませんでしたが…)。
乗るときには、人だかりができてなかなかできない記念写真も撮り放題。アテンダントさんや車掌さんもお見送りしてくれます。
しまかぜは、折り返し運転までそのままなのかもしれません。もしそうでなくても、じっくり堪能できそうですよ。
駅を出たら…
駅を出たら、賢島駅からすぐのところに「志摩マリンランド」があります。
子どもウケしたのは、志摩マリンランドのドクターフィッシュと、駅から少し歩いたところにある「英虞湾クルージング」のエスペランサ号船上でのレンタル衣装によるコスプレ体験。
志摩マリンランドは、小さい水族館です。しかし、大きくて都会に近い演出された水族館とは違い、小さくて素朴な分、生き物がすごく近くて、なんというか生々しい!ドクターフィッシュも、八景島シーパラダイスでは有料かつ時間制限がありましたが、志摩マリンランドでは、なんと手を突っ込み放題w。
エスペランサ号では、100円で子ども用の16世紀あたりのスペイン艦隊風衣装を貸してもらえます。
これを着て舵を持ったら、気分はもう海賊。子どものハートをガッチリ!
混み合っている場合は長く借りられないそうですが、自分が乗ったのは平日だったため、長めに貸していただきました。
大人の方には、近い所で志摩地中海村なんていかがでしょうか。
今回はいけませんでしたが、まとめサイトなんかをみると、行ってみたくなりますね。
この季節は、マリンスポーツを体験できる施設やリゾートが他にもいろいろあるようですよ。
あとは志摩スペイン村。
このテーマソングが意外といい曲なんですよねー。
実は、自分も普段は鳥羽止まりばかりで、志摩にはほとんど行ったことがありませんでした。
しかし、今回の旅行で行ったり調べたりしているウチに、志摩の面白さもすこしずつ分かって来ました。
息子がもう少し大きくなったら、じっくり回ってみたいですね。