東京湾クルージング!
日曜日、おじ(嫁のお母さんのお兄さん)とそのお友達で所有している(らしい)ヨットで、東京湾クルージングに連れていってもらいました。前々から機会があったらぜひと思っていたんですが、寒くなる前になんとかチャンスがやってきました。
往路は、横浜市民ヨットハーバー(地図の根岸駅のあたり)から出発して、八景島シーパラダイスを右手に見ながら米軍基地、猿島沖を通って観音崎へ。
そこから帰りの航路がよくわからんのですが、多分往路より沖を再びヨットハーバーまで。
トローリングというんでしょうか、船尾にごっつい釣竿を垂らしての航行です。
…まあ釣果はボウズだったので魚の話はないんですが。
フェリーや観光船、連絡船には乗ったことはありますが、小さいヨットで海に出たのは初めてですから、発見もいろいろありました。
なによりまず、波と風の力の凄さ!
大きな船だと気づきませんが、小さいと風と波がダイレクトに感じられます。帆を張ったときの風のパワー、船を上に下に翻弄して時にはぶつかって衝撃音すら起こす波。
他の皆さんは屁でもなさそうでしたが、初めての人間には、立っていることすらできませんでした。よく酔わなかったもんです。そのかわり、変に踏ん張っていたせいで、全身疲労で今筋肉痛です。
次に、スケール感の喪失。
広くて目印になるものが無いので、他の船との距離感やスピードが素人には全くわからない。「あ、あの船ぶつかるんじゃ!?」と思ったことは1度や2度ではありません。そしてもちろん、どれとも衝突はしませんでした。
そう、意外にに船って多いもんなんですね。様々な大きさのヨットやクルーザー、底引き網漁船、釣り船、モーターボート。ブイ。
それから、近づきはしませんでしたが、沖に停泊しているんでしょうか、大きな船舶もあちこちに。
結構過密なんですねぇ。
古代の人々は、これよりもはるかに性能が劣る舟で、海図もコンパスも六分儀もGPSも持たず、エンジンもなく、ほぼ人力で太平洋や東シナ海を渡ったわけですよ。
今回はずっと陸地が見えていましたが、航路によっては、陸地が見えない状態になってしまった時もあったでしょう。
海の激しさをこう身をもって体験すると、その無謀な勇気に敬意を表せざるをえません。
人の探究心、好奇心、欲望が行動力に転換するとなんでもできるんだなと感じました。
先人に思いを馳せつつ、次回は是非普通に釣りをやってみたいです…。